Lot 187-189 琉球最初の正刷切手 初版から未発行第三版まで
第1次普通切手 不発行第三版 再販の上に編目印刷を加刷。ヒンジ跡なし極美品。日本関連地域切手カタログに不発行の記載あり。琉球側の切手印刷追加発注に際し、大蔵省印刷局が印刷、加刷を施したもので、最終的に不発行に終わった。出品者リーフによると『沖縄民政府より切手の注文を受けた大蔵省印刷局は、注文の枚数が余りに少なかったので間違いだと思い、注文枚数の10倍を印刷した。その誤印刷に際し、当時の日本で使用されていた高額の取引高税印紙と同様の網目模様を印刷し、次回の発注に備えていたが、図案改正の第二次普通切手が発行されることになり、最終的に不発行に終わった。』とある。日本においては取引実績が少なく、米国にいくつかの例が報告されている。青味斑点と赤味斑点の二種類があ る。初期の琉球フィラテリーにおける至高の品。
初版から第三版までがオークションで一度に揃うことは、まずありません。第三版がとても珍しく、市場に流通することがほとんどないからです。初版ロットは1円がかなり濃く、30銭は淡色なので、シェード的にも面白いです。10銭の銘付10枚ブロックがあるので、定常変種も抑えられます。一度に初版、再販、不発行を揃えるのもいいかもしれません。