オークションマテリアルのご紹介 軍艦郵便 最初の航海

Lot 9  最初の軍艦郵便 第26回遠洋航海(明治39.2.15-39.8.25)希少 
最低値 5,000円

菊1.5銭(1900) 紫櫛 KOBE 21 5 26 到着印として丸一 安芸 江田島 39.5.23。本航海直前に「豪州方面へ派遣の帝国練習艦隊と閉嚢郵便物交換開始の件」が発せられ(39.2.6)日本で初めて軍艦郵便の取り扱いが開始された。開始から一年強の間の軍艦郵便は、その都度通牒を発して取り扱いが定められていた時期の使用例。江田島海軍兵学校宛。I am at Townsvile next I will cruise for Melbourneと書込あり。差立日付は、4/27と記載。

軍艦郵便の第一回航海時に差し出された葉書です。江田島海軍兵学校宛で、呉の初期櫛型中継印が押され、江田島の丸一到着印が押されています。裏面は絵葉書で、ルックスも申し分ありません。第一回航海の使用例は専門書に写真掲載がありますが、実例はほんの僅かかと思います。

オークションマテリアルのご紹介 手彫別配達

次回オークションの注目のマテリアルをご紹介いたします。

Lot 1 松田10銭別配達単貼       最低値 100,000円

桜10銭(松田)(1872) 記番印 子第壱号。到着印:二重丸N2B2 東京 (8)年・七・一二・ろ。東京浅草田原町壱丁目 和田宛て。別配達・大至急。10銭=2銭:書状+8銭:東京別配達料金(明治7.1.1-8.12.31)東京のN2B2は8年7月より使用されている。

貴重な松田10銭単貼です。
小型なエンタイアですが必要なデータはしっかり備えています。子第壱号は大阪局で満月。証示印はN2B2の初月使用例。手彫単貼のエンタとしても、急速郵便史の初期マテリアルとしても映えるマテリアルです。





カタログの東京初配布と地方配布状況

今週末、押上の東京スカイツリータウン内郵政博物館にて、昭和切手展が開催されますが、当会場での配布が東京で最初のカタログ配布となります。すでに大阪下見会では300部が完全になくなり、郵送有料会員の皆様への発送も完了いたしました。オールカラー38ページの内容で、前回の2.5倍近いロット数です。来週末はスタンプショウヒロシマでも配布しますから、ここ3週間で大阪、東京、広島の3都市で数百部をお配りすることになります。大阪では名古屋の有名なコレクタ−に名古屋の郵趣会での配布を数十部ご協力いただくことができました。各都市の即売会や郵趣会での配布も歓迎いたしますので、ご希望の方は以下アドレスまでご連絡ください。次回より本ブログでは出品マテリアルの紹介をいたします。オススメを余すとこなくご案内いたしますので、お楽しみに!

____________________________________

オークション総合・出品のご相談は
auction@stampedia.net または FAX 03-6800-5384

郵送での送付先
〒102-0075 東京都千代田区三番町30-6-501  

スタンペディアオークション オークショニア 木戸 裕介

※第二回フロアオークション※
2017/7/17(月・祝)全日本切手展特設会場 16:00より開催

年四回のフロアオークションを開催中。
手彫から外国まで幅広くお取り扱いいたします。
_____________________________________

東京下見会開催のお知らせ 6/4 東京スカイツリー

6/4日(日曜日)に、押上駅直結東京スカイツリータウン内郵政博物館の昭和切手発行80年記念展会場内で東京下見会を開催いたします。カタログの配布に加えて実際に出品物を見ることができます。時間は10時半より17時半となっています。当日は昭和切手展に加えて、有楽町の交通会館では即売会が予定されていたりと、切手イベントが重なっております。参観のついでに、また有楽町から少し足を伸ばして、スカイツリータウン会場までお気軽にお越し下さい。

第二回オークション 全日本切手展2017特設会場で開催

本日迄ジャパンスタンプオークション会場で開催された大阪下見会は大盛況のうちに終了いたしました。ご来場いただいた皆様ありがとうございました。各会場にて配布しているオークションカタログはご自由にお持ち帰りいただけます。お友達の分も含めて、ご入用の分を自由にお取りください。
さて、第二回オークションですが、7月17日の祝日月曜日16:00より、全日本切手展2017特設会場にて開催予定でございます。本切手展はスタンペディアさんが協賛に入ります。
協賛ブースにおける下見会も予定しておりますので、下見の時間はたっぷりございます。
随時出品物紹介をしていきますので、気になる物を実際に手に取って、奮ってフロアにご参加ください。地方から全日展にお越しの方は、普段より帰宅の時間をちょっとだけ遅らせてお付き合いいただければと思います。前日迄のメール入札は、FAXや郵便に加えて会場協賛ブースでもお受け付けいたします。お気軽にご相談ください。

第二回オークション 大阪下見会の開催

今週末のジャパンスタンプオークションフロア会場にて、第二回オークションの下見会を開催いたします。カタログ配布に加えて、出品のご相談、スタンペディア会員でないお客様には入会手続を受け付けています。第二回オークションはロット数268で皆様をお迎えいたします。フロアオークション日程、会場等は明日アップさせていただきます。第二回は多くの出品者様に品物をお出しいただきました。中でも日本未使用コレクターによる琉球のコレクションはなんとスタンプレスカバーから始まる素晴らしいクオリティです。
下見会は土曜日曜10時ー15時まで。皆様のお越しをお待ちしております。

第一回オークションリザルツ 注目のマテリアル結果 (6),(7)

本日は菊の封緘特殊使用例を特集します。

Lot.7 Start ¥10,000⇨ Sold ¥24,000
菊封緘に菊17銭貼書留ドイツ宛 フラップ完
1900 3銭封緘葉書(菊封緘)フラップ完全、菊切手4種加貼り、2,3,4,8銭、欧文櫛型印 YOKOHAMA 29.1.13 (紫)

ハンガリー宛て外信船便書留書状(書状10銭+書留10銭)裏面にERBO到着印 1913.2.14、菊切手にシミあり
フラップが完全に残された形状の封緘はがき使用例


外信菊封緘の使用例、最近見かけるようになってきました。本例は書留で、8銭も貼ってあり中々気の利いたカバーだと思います。



同じく、前回の出品より

Lot.7 Start ¥3,000⇨ Sold ¥3,000

菊封緘 上海宛 裏面に中国のLOCAL POST印あり1900菊封緘はがき、中型年号2字印、YOKOHAMA 不鮮明だが「26 JUL 02」と読める。裏面に中継印:中型年号2字印、SHANGHAI 31 JUL 02、中国到着印、SHANGHAI LOCAL POST 7.31

最近市場に出回ってきたからか、菊封緘の外信便は安価での落札が続きました。上海ローカルポストの着印なんて、相当気の利いた使用例です。
各オークションで品物が出ているうちに買い占めるのもチャンス。絶対量から言って、封緘関係は今が集め時かもしれません。
もっとも、初期の封皮は話は別ですが、、菊以降はかなり楽しめる収集が創れると思います。

外国切手の落札率

前回のオークションリザルツとして、全体的なことを一つ書かせていただくと、なんと外国切手ロット関係の落札率は100パーセントだったことです。
要は、すべての商品が入札、もしくは不落札品即売で売れました。
外国切手のアキュムレーション、コレクション等の需要の高さを実感しました。
ロットは、内容が下見をしない限りは不安なことが多いと思いますが、当オークションでは全ページをスキャンしてネット公開しています。実際に下見をされていない方が、ネットの画像を熱心に見てくださり、複数入札が入ったケースもございました。

当オークションの強みを生かした外国切手ロットの取り扱いを進めてまいりますので、ご処分などお気軽にご相談ください。

第一回オークションリザルツ 注目のマテリアル結果(5)

本日掲載は引き続き震災関連のマテリアルです。

Lot.23 Start ¥70,000⇨ Sold ¥70,000

震災切手シート 1銭5厘 大阪印刷 Plate.4(タイプI) 多少のシミがあるが震災切手のシートとしては良い状態























変種等のポジショニングにはシートは必要不可欠です。専門家がしっかり落としてくれました。

震災のシートは中々出回るものでも無いと思うので、市場に出せてよかったです。
機会があったら私もやってみたい切手ではあるのですが‥…
お持ちの方はお声かけください。
キチンとタイプ分類迄して取り扱いいたします!

第一回オークションリザルツ 注目のマテリアル結果(4)


本日のご紹介は震災関連のマテリアル。震災切手はもちろん、郵便史においても『関東大震災』はかなり人気のあるテーマになってきました。



Lot.24 Start ¥25,000⇨ Sold ¥56,000


希少 無料罹災電報 大正12年9月8日 「ヨシヒコクンブジ」
1923年9月1日の関東大震災における非常通信手段として、無料の電報取扱が9月6日から10日のわずか5日間のみ実施された。本例は当該期間における送付電報であり、震災による無事が報告されたものである。東京発信?後、長野経由(中継センターが存在)で取り扱い、宛先地で受信、配達。

電報や、震災時の様子を伝える一般便の葉書であっても高額な落札価になることもしばしばです。思わぬ掘り出しがみなさんのお手元にあるかもしれません‥
スタート時は無入札でしたが、場で専門家が競ってしっかりお値段がつきました。
見た目はフツーの電報。内容を読まなければわからないのに、きちんと掘り出してくる出品者さん、さすがです。